2010年06月14日
プライベートジェット利用が理解できない日本
日本的にいえば、お金持ちたちだけが利用する空港整備など必要を認めないことになる。しかし話はそう単純ではない。
記事によると、プライベートジェットの離発着回数はニューヨークは年間25万回、ロンドン7万回。アジアでは最近発着枠を伸ばしている香港が7000回。対して羽田はわずかに300回、成田700回なのだという。
そのむかし、フィリップモリスの招待でアメリカの同社の工場を見学させてもらったことがある。驚いたことはたくさんあったが、フィリップモリスがプライベートジェットを30機保有していたことである。食品生産の中心地シカゴと、タバコ生産のリッチモンド、そしてニューヨーク間に“定期便”が飛んでいた。社内の端末からキップの予約ができるだけでなく、エグゼクティブは単独でも全米から海外に向けてそのジェット機を使用することができるのである。
われわれもシカゴ到着後、アメリカ国内の移動はすべてプライベートジェットになると告げられた。工場見学やインタビューなどが終わると車で空港、といっても一般空港に併設されたプライベートジェット用空港がどこの大都市にも整備されている、に向かう。空港ビルは一切なく、車は目的のジェットのタラップに直接横付けされる。5分後にジェット機は滑走路に走りだしている。到着後もまた同じだ。迎えの車がタラップ横で待っている。極めて効率的に移動ができる仕組みが20年前にすでにアメリカにはあった。
同社の日本人幹部がこぼしていたことがある。当時、日本はバブルの真っ最中。羽田は国際便の離発着を許していなかったし、成田も離発着枠の余裕がほとんどなかったため、アメリカから幹部を乗せたプライベートジェットが日本にやってくると、羽田で断られ成田で断られ、空きがある名古屋空港に着陸せざるを得ない。名古屋空港に到着してから、東京の日本法人にたどりつくのに4時間ちかくかかる。アメリカの幹部のこの理由がまったく理解できないというのだ。東京に到着した時点でその幹部の憤まんは爆発寸前。日本とのビジネスがうまくいくはずがない。(伴 武澄)
そのむかし、フィリップモリスの招待でアメリカの同社の工場を見学させてもらったことがある。驚いたことはたくさんあったが、フィリップモリスがプライベートジェットを30機保有していたことである。食品生産の中心地シカゴと、タバコ生産のリッチモンド、そしてニューヨーク間に“定期便”が飛んでいた。社内の端末からキップの予約ができるだけでなく、エグゼクティブは単独でも全米から海外に向けてそのジェット機を使用することができるのである。
われわれもシカゴ到着後、アメリカ国内の移動はすべてプライベートジェットになると告げられた。工場見学やインタビューなどが終わると車で空港、といっても一般空港に併設されたプライベートジェット用空港がどこの大都市にも整備されている、に向かう。空港ビルは一切なく、車は目的のジェットのタラップに直接横付けされる。5分後にジェット機は滑走路に走りだしている。到着後もまた同じだ。迎えの車がタラップ横で待っている。極めて効率的に移動ができる仕組みが20年前にすでにアメリカにはあった。
同社の日本人幹部がこぼしていたことがある。当時、日本はバブルの真っ最中。羽田は国際便の離発着を許していなかったし、成田も離発着枠の余裕がほとんどなかったため、アメリカから幹部を乗せたプライベートジェットが日本にやってくると、羽田で断られ成田で断られ、空きがある名古屋空港に着陸せざるを得ない。名古屋空港に到着してから、東京の日本法人にたどりつくのに4時間ちかくかかる。アメリカの幹部のこの理由がまったく理解できないというのだ。東京に到着した時点でその幹部の憤まんは爆発寸前。日本とのビジネスがうまくいくはずがない。(伴 武澄)
この記事へのトラックバックURL
http://ch01617.kitaguni.tv/t1678238
この記事へのコメント
わざわざ混雑している成田や羽田空港を使う必要は無く、ぺんぺん草が生えそうで駅弁の数よりも多い新空港を使えば一石二鳥になると思います。なお、定期便ですが、ケニアのマサイマラでは宿泊キャンプの4駆車が滑走路の脇で出迎えるのは常識です。さもなければライオンの餌食になってしまうかもしれません。その運転手はキャンプ滞在中、サファリの専属案内者となります。
Posted by SM at 2010年06月16日 20:55


