2009年07月07日

Turning Point(2) 環境問題


 環境という概念が国際政治経済の課題とした浮上したのは、1989年の先進7カ国首脳会議(アルシュ・サミット)だった。4月に日本経済新聞が一面で「サミットのテーマとして環境」を書き、仲間を驚かせた。

 当時、公害は大気汚染や農業の土壌汚染を通じて社会問題化していたが、地球温暖化という問題意識はなかった。同時にサミットの共同宣言に「持続可能な発展」という文言が盛り込まれた。社会主義陣営の崩壊とともに先進諸国は新たなミッションを背負うことになった。  
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Posted by Yorozubampo at 09:28Comments(3)TrackBack(0)Turning Point of History

2009年06月10日

Turning Point of History(1)


 多くの議論を重ねて、1989年は日本にとっても世界にとっても大きなターニングポイントだったことに気付き始めている。6月、中国で天安門事件が起きた。11月にはベルリンの壁が崩壊した。アジアでは学生が社会主義に弾圧され、ヨーロッパでは社会主義から解放された。それだけではない。現在、世界の政治経済を揺さぶり続けている環境問題が初めて先進七カ国首脳会議のアジェンダとなった。「サステイナブル」(持続的)というキーワードが人口に膾炙されるようになったのは1989年が嚆矢だ。

 日本にとって日米構造協議(SⅠⅠ)が始まる年だった。構造改革元年ともいえる年である。貿易立国といいながら海外勢から国境を閉ざしていた日本が世界に向けてようやく門戸を開放し始めるきっかけとなった。構造改革は今では「貧困」をもたらした元凶のように語られるが、日本だけに通用していた基準認証を世界標準に近づける努力が始まったのである。  
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Posted by Yorozubampo at 00:09Comments(0)TrackBack(0)Turning Point of History